道草日和

関西から信州松本へ移住8年目。浅間温泉♨在中。登山やジョギングで出会う風景、お花と野鳥の記録。

歌うガビチョウ

今朝は出勤前に芥子坊望山~アルプス公園の約14kmジョギング。芥子坊望山辺りを走っていると、最初イカルか歌っているのかと思ってよく聴いていると、イカルよりもよく通る声、そしてイカルより複雑な歌。そう、ガビチョウです。最近芥子坊望山でもアルプス公園でもよく耳にする彼らの鳴き声。元々中国や東南アジアの野鳥で、とても起用に歌うので、観賞用(ペット)として持ち込まれ、それが逃げて(いわゆる籠脱け)繁殖してしまった特定外来生物。ウグイスなどの生態を脅かすと危惧されていますが、とにかくとても大きな声量と良く通る音。複雑な歌ですごく上手い。あまりに上手なのでいたく感心してしまうのですが、なぜかこう、心に響かないというか、日本人の感性に合わないと言ったらよいのでしょうか。テクニックとしては最高なのですが、趣が無いというか、そういう意味では古くから日本人に愛されるウグイスとは対照的です。なのでペットとして持ち込まれても逃がしてしまったのかもしれません。

すごく警戒心が強くて、普段なかなか撮影できませんが、今日は珍しくこのようにきれいに撮れました。本当は歌っているのを動画で撮りたかったのですが、動画のボタンを押した途端に逃げられてしまいました。

茶色い体で地味ですが、目の周りの白い模様で比較的見た目でも判別しやすいガビチョウ。でも、遠くでもその声量と良く通る歌で耳で判別できます。