道草日和

関西から信州松本へ移住8年目。浅間温泉♨在中。登山やジョギングで出会う風景、お花と野鳥の記録。

ヤマドリ 山鳥

この日は昼からのジョギングでした。いつものように鳥用のコンデジを持参で走るも、やはり午後からはあまり野鳥はいません。帰り際、アルプス公園のとある場所でいつもより鳥の鳴き声が少ない静かな道を歩いていると、遠くでガサガサと音が聞こえます。最初は猫が歩いているのかと音の聞こえる方を見ると、ついにあの鳥に遭遇しました。ヤマドリです。やたらと長い縞々の尾羽根。目の周りが燃えるように赤い。百人一首の有名な句にも出てくる、日本固有の山鳥。キジに似た形と大きさですが、明らかに容姿は違います。今まで繁殖期のほろ打ちと呼ばれる「ドドドド…」という低音は山の中で聞いたことは何度かあります。先日白馬の塩の道を走っていたら何度か山で驚いた山鳥が何羽か飛び立ったのは目撃したことがあるのですが、じっくり観察できたのは初めて。盛大に枝を被っていますが、興奮しながらシャッターを切って何とかカメラにも収めることができました。




見ていてもなんとも不思議な気分になりました。この辺りにいるとの情報は他のバードウォッチャーさんによく聞いていたのですが、やはり滅多に見られるものじゃないとのこと。道と平行に遠くの藪の中をゆっくり歩いてくれてじっくり観察できました。とてもラッキーでした。次出会えたら、もっと枝の被らない写真を撮らせて欲しいですね。