道草日和

関西から信州松本へ移住8年目。浅間温泉♨在中。登山やジョギングで出会う風景、お花と野鳥の記録。

秋の上高地で鳥見

4日連続の上高地の最終日は仕事はお休みで、今年最初で最後のプライベートでの上高地でした。今年はコロナでいつものように上高地を登山目的で訪れることが一度もなく、最後でバードウォッチング目的で訪れました。大正池からバスターミナルへ。そして小梨平から田代橋へ。うろうろ野鳥を探しながらの散策でした。今日も穏やかで快晴の天気に恵まれました。

まず最初に出会ったのがアトリの群れ。冬のバードウォッチングの定番の野鳥です。写りはいまいちですが、黒とオレンジのはっきりしたオスのアトリでした。

細くしなる枝に器用に留まりながら餌をついばんでいたコガラ君。アクロバテックですばしっこい彼を撮るのは大変でした。

梓川沿いを歩いていると対岸からミサイルのように飛んできたゴジュウカラ。直前にキバシリを目撃しましたが、カメラでうまく撮れなかったので、このゴジュウカラはじっくり木に留まってくれて(例の木の下り歩き)撮影できて収穫でした。

今日のバードウォッチングの一番の収穫はこのカワガラス君でした。カワガラスを見るのは初めて。それも梓川沿いをずっとお散歩したり潜水したり。じっくりカメラで撮らせてくれるサービス精神旺盛なカワガラス君でした。

カラスというも、実はスズメの仲間らしいです。同じ渓流に住むミソサザイとよく似た茶色で尾羽根が上向きの形がそっくり。ミソサザイよりは一回り大きいです。特徴は目玉が茶色で、まぶたが白色。目を閉じるとまるで目が白くなって不思議な見た目です。軽やかに水面上を飛んで着水したと思ったら、まるでカイツブリなど水鳥のように潜水を繰り返す万能な野鳥。水がないと生きられないそうですが、水が無くても全然生息できそうな器用な野鳥に見えました。