道草日和

関西から信州松本へ移住8年目。浅間温泉♨在中。登山やジョギングで出会う風景、お花と野鳥の記録。

eバイクで美ヶ原へ

話題の電動アシスト自転車のスポーツ版eバイクで美ヶ原高原までサイクリングするツアーに参加してきました。通勤で自転車は乗っていますが、趣味で自転車は乗っていないので、いわゆるスポーツロードサイクルは初めて。それも最新のハイブリッドとは、いきなり何かと最近のハイテク自転車に驚きの連続でした。

あいにくの曇りでしたが、3つのアルプスなど山の景色はバッチリでした。南アルプスをバックに、渋いマットブラックのSPECIALIZEDというアメリカの有名なメーカーらしいです。

フレームに電源ボタンとバッテリーの残量。左側のハンドルに電動アシストパワー3段階の切り替え+-ボタン

eバイク関係なく、最近のロードサイクルはディスクブレーキ。それも油圧で。車と同じです。びっくりしました。効きもすばらしく、うっかりきつくブレーキレバーを握るとすっ飛んでいくので危険なほどです。

画像は高原に登りきって開けてからの快適なシーンですが、それまでの林道の斜度のきつい上りはモーターのアシストを効かせて漕がないと全く無理な苦しさ。3段階のパワーですが、普段ある程度ジョギングや登山などの基礎体力がある人なら2(3が一番強い)までで行けます。もちろんあくまで人間のこぐ力にアシストするのですが、モーターのアシストはまるで後ろから押されているようなパワー感です。あのきつい傾斜を立ち漕ぎしないで行けるなんて。また、アシストを切ると逆にブレーキがかかったかのような錯覚になり、何かと不思議な感覚の連続です。

ゴールは車道の終点、自然保護センター。浅間温泉をスタートして美鈴湖経由で約26kmほど。標高差は1000mを超える過酷さ。実際過酷で有名なサイクルロードレース、ツールド美ヶ原の選手たちはいくら高性能なバイクでも、モーターのアシスト無しで登るのだからすごいと心底感心します。一度乗ると普通のロードサイクルに戻れない…と言うそうですが、私のような自転車初心者にもそれは理解できるほどeバイクの凄さを体験できました。ちなみにこのSPECIALIZEDのeバイクは35万円ほど。もっと高いものだと思っていたので、それほどでもないですね。もちろん安価ではないですが、車が買えるほど高価なロードサイクルがざらにある中で、それと比べるとむしろ安いのかも。いや、でも自転車やっている人にはどうなのかな。