道草日和

関西から信州松本へ移住8年目。浅間温泉♨在中。登山やジョギングで出会う風景、お花と野鳥の記録。

BCクロカン

普段スノーシューのツアーに誘ってくれる雪山の師匠。アルペンテレマーク、クロカン、バックカントリー、ボード…、あらゆる雪山遊びの達人。その師匠が今回誘ってくれたのがBCクロカン。私達にはBCクロカンが一番合う(気にいる)と師匠が感じ、勧めてくれました。でもBCクロカンとは何ぞや?くらいの私達には全く初体験。

道具はすべて師匠が持っているものを貸してくださいました。それだけ持っているのがすごい^^; フィールドは飯山市。板は普通の極細のクロスカントリースキーより太く、本格的なテレマークバックカントリースキーの板よりは細く短い。でも、これっと言った規格はありません。各々のスタイル、技量で板の長さや細さをチョイスするのですが、BCクロカンの一番の特徴は板の裏側にウロコが掘ってあること。後ろに滑りにくい形状のウロコで、前には進み(もちろんウロコの無い普通のスキー板よりは滑りは悪くなります)、ちょっとした傾斜なら登れてしまうのです。普通のスキーならハの字や横歩きで登る傾斜もウロコのおかげで不思議と滑らずそのまま登れます。遊ぶフィールドはスノーシューと同じなのですが、スイスイ滑りながら歩けるので、断然スノーシューより楽ちんで、浮力もスノーシューよりあるので、深雪でも歩きやすいです。ただ、スノーシューのように急登はそのまま登れません。さすがに滑ります。下りはもちろんスキー。楽しく滑り降りますが、クロスカントリースキーと同様、かかとが浮くので、うまくなればテレマークターンですいすい木々を避けながら滑れます。練習していつかそうなりたいものです。

左が師匠。誰もいないフィールドにトレースを付ける贅沢。どこでも入っていける無敵感、冒険体験ができます。普通のアルペンスキークロスカントリースキーも未経験の人は、最初は立ったり歩いたりするだけでも大変だそうですが、僕はどちらもそれなりにやってきたので、歩く、止まる、ちょっとした傾斜の滑りなら問題なくできました。たちまち気に入って夢中になりそうなBCクロカン。

翌日は場所を白馬に移して、落倉という白馬でも豪雪の高原でプロのBCクロカンのツアーに参加しました。現在コロナ対策で長野県民ならスキーのリフト代やアクティビティツアー代が半額になる補助があり、これは良い機会と利用しました。でも平日でラッキーなことに申込者は我々二人だけ。マンツーマンで教えてもらいました。

この地に移住して20年以上のガイドさん。もちろんあらゆるスキーアクティビティをマスターし、ネイチャーガイドもでき、落倉高原の樹木の解説も丁寧に教えて下さいました。
二人ともBCクロカンの歩く、止まるがそこそこ出来ているので、テレマークターンの触りを教えていただきましたが、これが難しい。練習あるのみです。
お天気はいまいちでしたが、飯山に続いて2日連続のBCクロカンを楽しみました。もう、これは道具を揃えるしかない!そう夫婦で決めるほど早くもどっぷりハマってしまいました。